屋久島の角とも言える?ような岩峰の山・モッチョム岳登山に行っていきました。
標高は944m。屋久島の山の中では標高は低いほうですが、足場はそれほど良くもなく、登山経験者が好ましいコースです。
スタートしていきなり小さな沢を渡りますが、サツモイナモリの白い花が出迎えてくれました。
ハアハア言いながら急峻な山道を一時間程登っていくと万代杉に出会うことができます。
胸高周囲8.6m、樹高13.2mの数千年の屋久杉です。背は低いですが、太く、迫力のある屋久杉です。
登山道沿いには、小さな可憐な花・オオゴカヨウオウレンがいくつも咲いていました。
屋久島でも南の暖かい場所に位置するモッチョム岳なので春の訪れが早いようです。
途中にある展望所では、白骨化した樹木が多数見られます。
屋久島の非常にきびしい環境を物語っています。
途中には珍しいオニカンアオイの花も咲いていました。
花崗岩の岩盤がむき出しになっています。屋久島は花崗岩が隆起してできた島です。想像することすら難しいですが圧倒的な地球の力には驚かされるばかりです。
山頂からの眺め。天気の良い日は、360度の大パノラマが広がっています。
足元には屋久島の各集落がミニチュアのように見渡せます。
最後は山の神様に感謝をして、無事下山することができました。
このように非常に眺めのよい山なのですが、少し怖いところがあったり、足場が悪かったり、人を選ぶ?山です。通常のツアーメニューには載っていませんが、リピーターの方や、多少山登りの経験のある方はご案内いたしますのでお問い合わせ下さい。