先日(6月6日)、屋久島の最高峰でもあり九州の最高峰でもある宮之浦岳登山に行ってきました。
この時期は、屋久島の町花ヤクシマシャクナゲが開花しているのでとても楽しみです。
この日の天気予報は曇り、少し霧がかった景色です。
小花之江河では、遠くに高盤岳のトーフ岩がかろうじで見えていました。
その15分後、日本最南端の高層湿原、花之江河では真っ白、何も見えませんが・・・
さらに30分後には青空が見えていました。山の天気、特に屋久島の天気はコロコロ変わります。
こちらは展望が広がって眺めの良い投石平からの景色です。
天気が良すぎて日差しが強く、暑い・・・と贅沢な愚痴をこぼしてしまいました。
これからはヤクシマシャクナゲが多く見られる登山道です。
写真の下の方に写っている白い花がヤクシマシャクナゲ。
思いの外、たくさんのヤクシマシャクナゲが咲いていましたがどれもピークを過ぎて花の色が白く変わっていました。
もちろん、これから咲くであろう赤い蕾も見られましたが、多くはなさそうです。
稜線付近は花崗岩の巨岩がごろごろ転がっていていつ見ても圧巻の景色です。
時々、空を見上げると青空と雲の模様がとても綺麗でした。
このような時でも里の方に電話をすると、今にも雨が降りそうな程曇っていたようです。
暑さにバテながらも1936m宮之浦岳山頂に到着。正面には屋久島第二峰の永田岳。
斜面にはポツポツ、ヤクシマシャクナゲの花が咲いていました。
山頂付近でお弁当を食べながら周りを見てみると黄色いスミレ、キバナノコマノツメが咲いていました。
1cmにも満たない程の小さな花で気づかなないで踏んでしまいそうです。
ヤクシマシャクナゲのピークは過ぎていましたが、厳しい環境を乗り越え花を咲かせる高山植物に励まされた登山でした。