屋久島の最高峰でもあり日本百名山の一つ宮之浦岳に行ってきました。
山も夏模様、高山植物の花が見頃を迎えています。
ただし、どれもが矮小化している(高山の厳しい環境により)為、よく見ないと見過ごします。
日本最南端の高層湿原、花之江河。ここでは、よくヤクシカを見ることができます。
湿原をよく見てみるとモウセンゴケの白い花がぽつぽつ咲いていました。
花之江河ではありませんが、途中の登山道にて。右上の白い小さな花がモウセンゴケの花。
小さすぎてなかなかうまく撮ることができませんでした。マクロレンズが必要ですね。
花之江河を過ぎるとだんだん高山植物が増えてきます。
こちらは、ヤクシマカラマツ。
水辺の近くに多い、ヤクシマショウマ。大きさは数cmから数十センチまで大きさにバラつきがあります。
こちらはノギラン。山頂近くのものは数センチほどで小さいです。
こちらはヤクシマコオトギリ。今一番よく見られる花です。登山道で黄色を花を見つけたらこの花の可能が高いかも。
もちろん、途中で見られる山岳風景も素晴らしく。この日は、薄曇がかかり暑過ぎず、最高の天気でした。
この時期は、晴れすぎると紫外線が非常に強く、大変です。対策をして登りましょう!
ちなみに白谷雲水峡、ヤクスギランド、縄文杉のコースは森の中なのでそれほど日には焼けません。
山頂に無事到着。雲で隠れていますが、永田岳方面の景色。
山頂の裏側には、祠があり、山の神さまを祀ってあります。
場所が分かりづらいので意外と知らない人が多いです。
帰りも周りの景色を見ながら下山。左下、げんこつ岩の残骸?と右上、ゴリラ・モアイのような岩。
何回見ても奇岩が面白く、好きなスポットです。
歩いてきた道を振り返ると、雲がかかったり、晴れたりの繰り返し。
緑が濃い夏山らしい姿です。
帰りも足元の高山植物を探していると、こちらはイッスンキンカ。名の通り一寸(約3cm)ほどしかない小さな植物。
こちらは、ヤクシマニガナ。
ヤクシマママコナ。
思いのほか、屋久島の沢山の高山植物に出会うことができて満足の一日でした。
ロングコースなので歩くのは大変ですが、お花に出会うと元気が湧いてきます。
屋久島自然学校では、只今宮之浦岳コースは実施していませんが、黒味岳登山コースでも高山植物を楽しむことができます。
一泊二日の宮之浦岳ツアーも企画中ですのでもうしばらくお待ち下さい。