先日、屋久島黒味岳に登った時の景色や今の時期に見ることができるお花などをご紹介いたします。
ちなみに黒味岳の標高は1831m。比較的楽に登れ、屋久島ならではの山岳風景を楽しむことが出来るバリエーションに富んだコースです。
こちらはシキミの花。 お仏壇などにお供えします。
小さな松ぼっくりのようなものが沢山落ちていますが、こちらはツガの球果。松の木の仲間です。
ヤマグルマの大木。独特の形がなんとも言えません。
ミズコケ。ふわふわの感触でつまむと水がしみ出てきます。
今回一番よく見られたアセビの花と背景にはナナカマドの新緑。
名前はついていないですが大きな屋久杉もみることができます。
屋久杉以外にも巨木が多くみられるのが屋久島のすごいところです。
こちらはすでに枯れてしまっていますがモミの大木。枝の先には違う植物が着生しています。
山頂に面白い形をした岩がトーフ岩と呼ばれています。
ヤクシマシャクナゲの蕾。5月下旬から6月上旬に花を見ることができます。屋久島を代表する花で屋久島町の町花に指定されています。
葉っぱの軸が(葉柄)が赤いユズリハ。鮮やかな新芽を出しています。
ツゲの花。小さくてあまり目立ちません。高級器具材としてツゲの櫛などが有名です。
日本最南端の高層湿原、花の江河の祠。
コショウノキの木。名の通り果実が胡椒のように辛いらしいですが、毒性があるらしく試したことはありません。
屋久杉が立ち枯れしてしまったもの白骨樹と呼ばれます。自然が作り出す芸術品のようで好きです。
山頂付近の景色。右上の岩が黒味岳山頂。人が乗っているのが分かりますか?
山頂付近にもアセビの花がいっぱい咲いていました。
赤い虫を発見。タカラダニでしょうか?
山頂からの景色は素晴らしいです。屋久島最高峰の宮之浦岳も見ることができます。
ヤクシマタチツボスミレ。タチツボスミレが屋久島の高地で矮小化したものです。
ヒメヒサカキの花。屋久島の固有種です。ヒサカキよりもさらに小さいです。
山頂付近のこちらもアセビ。
お花だけでなく、途中途中見られる新緑も奇麗でした。
ナナカマドの新緑。
標高が高いせいかオオゴカヨウオウレンの花がまだ咲いていました。白谷雲水峡などではすでに終わっています。ちなみに屋久島の固有種。
花が終わるとこのような形の実をつけます。
淀川の透明な水の流れ。
コケの上にひっそりと咲いていたコミヤマカタバミの花。
写真がいっぱいになってしまいましたが、屋久島には縄文杉だけではなくいろいろな魅力があることが伝われば幸いです。そのうち屋久島の虜になってしまいますよ。