今週見られた屋久島白谷雲水峡の景色をご紹介いたします。
まずは足元をよく見ていると見つけることができるツチトリモチの一種。キノコのようにも見えますが他の樹木の根に寄生する植物です。
台風明けもあり少し増水気味の白谷川。それでも水は透き通っています。
飛流おとしの滝。雨が多く、山の多い屋久島では滝を至る所で見ることができます。
ちなみに落差88m、日本の滝百選の「大川の滝」が一番おすすめです。
秋晴れに恵まれて木漏れ日がとてもきれいでした。このような日に森の中を歩けるだけでも気持ちがよいものです。
直径10cmを超える大きなキノコを発見。数日観察していましたが、盗掘にあって現在はありません。悲しいです。
秋ということもあり、キノコが多く見られるようになってきました。屋久島ではキノコを採って食べる風習は特別にはありません。
白谷雲水峡はどこを見ても緑の苔の世界。屋久島を代表する美しい森です。森をゆっくり見るのであれば縄文杉コースよりも白谷雲水峡のコースをおすすめします。
こつこつと登山道を登っていくと・・・
「苔むす森」が待ってくれています。
雨上がりには苔のしずくがきらきらと輝いていたり。
光が射してきた苔のグラデーションにうっとりしたり、屋久島に来ると苔が好きになること間違いなしです。
白谷雲水峡の最奥部までいくと展望の素晴らしい太鼓岩。
ダイナミックな光景が広がっています。ここ数日は雲の多い天気でした。
帰り道には赤いキノコを発見。ガイドにとっては歩きなれた道ですが何かを発見すると嬉しいものです。
少し暑さも落ち着いてきて歩きやすい季節を迎えています。ぜひ屋久島に遊びにきてください。