映画もののけ姫のモデルとして有名な屋久島白谷雲水峡に行ってきました。(4月5日撮影)
一年で一番自然が輝き出すこの季節。白谷雲水峡に行ってみると知人と良く出会いました。
地元の人が登りにくるほど、良い季節です。
※2023年2月8日放送「林修のニッポンドリル」・春しか見られない世界遺産の絶景ランキングにて「太鼓岩からの新緑と桜の絶景」が紹介されました。屋久島自然学校が太鼓岩からの動画とヤクシカ・ヤクシマザルの動画を一部提供いたしました。
さて、新緑の美しいワインディングロードを登って白谷雲水峡に向かいます。
眼下には屋久島で一番大きな集落・宮之浦を望みます。
新緑にもいろいろな新緑があるのですが、一番目を引くのがこちらのヤクシマオナガカエデ。
この時期、同じ色合いの目立たない花をぶら下げています。ちなみに屋久島の固有種。
この日は本当に天気が良くて、日に照らされた葉っぱがとてもきれいでした。
足元には時期的には終わりですが、リンゴツバキの花が落ちていました。
少し揺れるつり橋も高所恐怖症でなければ楽しいもの。子供はジャンプをするのが定番です。笑
森に差し込んでくる光芒も素晴らしい景観のひとつです。
屋久杉「シカの宿」。屋久杉は大きいので洞の中に入ることもできます。
屋久杉「七本杉」。推定樹齢1000年以上。屋久島では千年以上の屋久杉が当たり前のようにたくさん見られるところが凄いところです。
道の脇にタケノコのように伸びているのはマムシグサ。毒草です。
一番有名な「苔むす森」。実はここに来るまでも十分苔むしているので白谷雲水峡自体がコケに覆われています。
大きな岩。花崗岩が隆起してできた屋久島の山岳部では大きな岩を至る所で見ることができます。
ひらけたところで見上げてみると雲一つない青空。新緑の時期ですが、まだ新芽を出していない落葉樹もあります。このようなときは枝の姿がよくわかります。
待ちにまった太鼓岩に到着。広大な自然風景が広がっています。
上の岩ではテレビの撮影していたのでまずは下の岩で記念撮影。(テレビ撮影が来るほど良い時期なんですよ)
左の立ち枯れし始めて白くなっている木を白骨樹と呼んでいます。
ヤマザクラの桜色、ヤクシマオナガカエデの黄緑、杉の深緑のコントラストがとてもきれいです。
望遠レンズで切り取ってみました。屋久島フォトトレッキングはこちら。
遠くには屋久島で一番高い山・宮之浦岳(1936m)とM型の岩山・翁岳などが見えます。
下り道。橙色の樹木はヒメシャラ。触るととても冷たい樹木です。
雨の多い屋久島ではコケに覆われている樹木が多いです。
色鮮やかな新芽を所々で見ることができました。季節の移ろいを感じることができるので何回歩いても飽きることがありません。
木々の隙間からヤマザクラ。普通に歩いていると気づかないのですが、所々にヤマザクラの木があります。と言っても気にするのはこの時期ぐらいなのですが・・・。
足元には桜の花びらが落ちていたりもしました。屋久島では花見をするような場所があまりないので今回が花見のようなものです。
コケのさくと帽と呼ばれる部分。コケは胞子と呼ばれるものを飛ばして増えていきます。
屋久島の固有種オオゴカヨウオウレンの花が終わり実になっているところ。
切株から顔を出したところ。親バカ写真で申し訳ないのですが楽しさが伝われば良いかな。
子供にはなるべく五感で自然を感じてもらえるように心がけています。
屋久島の隠れた主役コケ。コケの雫を見るのはとてもきれいです。
透き通った清流も見ることができます。白谷雲水峡はいろいろなバリエーションの自然を見ることができるので個人的には縄文杉コースよりこちらのほうがおすすめです。
ソーダ水のような水の色が好きです。癒されるのは私だけでしょうか?
帰り道にはサクラツツジも満開でした。
この日は見どころも多く、天気もよく大満足の一日でした。
今年は暖冬の影響か例年より桜が咲くのがすこし早かったようです。
来年こそはこの素晴らしい自然を見にたくさんの人が訪れてくれることを願っています。
例年、太鼓岩からの新緑と桜は4月の上旬頃がおすすめの季節です。
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