縄文杉に行かない・行けない人(体力的に)におすすめするトレッキングコースをご紹介します。
それは、ヤクスギランドです。
屋久杉の天然林と深い森に覆われた森は、白谷雲水峡の森よりも負けず劣らずで屋久杉をたくさん見たい場合にはヤクスギランドの方をおすすめいたします。
屋久島の優良なヤクスギ天然林で固定試験林の一つに選ばれ、学術・調査の上でも貴重な森とされています。
歩いて数分。枝の隙間からは太忠岳の天柱石。高さは40mほどといわれています。
太忠岳の登山の入口がヤクスギランドになります。太忠岳ツアーはこちら。
雨が多く、湿度の高い屋久島では倒木などは時間と共に苔むしていきます。
締め殺しの木と呼ばれてしまう「ヤマグルマ」と屋久杉。
つり橋を渡るのは大人になっても楽しいものです。
つり橋からの眺め。
コケに覆われた巨木(ツガだったかな?)
とある有名人のミュージックビデオで撮影された屋久杉。(ツアーに参加された方にだけこっそりお教えします。)
前の切り株の中に入り、見上げたところ。
ツガサルノコシカケ?
季節がらキノコを何種類かみることができました。
覗いたり。そんなことが楽しいですよ。
天気が良い日は影や木漏れ日などに着目したり。
オオシラガゴケ。
コケの胞子体。種ではなくて、胞子でふえます。
雨の日はコケの雫がまるで宝石のようになります。
前の写真とおなじコケ。フォリースギバゴケ。
枝に着生してぶら下がるタイプのコケ。タカサゴサガリゴケかな。
二代杉。洞の中に入ることもできます。
台風で倒れてしまった蛇紋杉。根っこがすごい!
またもや大きな切り株の中に入って見上げた景色。数千年生きた屋久杉だと思われます。
こちらは大きな倒木を覗いたところ。
屋久杉の天然林。数百年の屋久杉が当たり前のように生えています。
屋久杉以外の木も巨木になります。赤茶色の木はヒメシャラ。こちらも数百年は生きていると思われます。
大きな屋久杉が合体しています。このような木を合体木と呼んでいます。
釈迦杉。
釈迦杉。比較するものがないと大きさを伝えるのが難しいです。
水場。天然水でのどの渇きを潤わせます。
白谷雲水峡でなくても、苔むした森は見ることができます。可能であれば両方行ってほしいです。
シダも光が当たると美しい。
屋久杉の幼木。
背が高い天柱杉。樹高:33.8m。推定樹齢1500年。
イチオシの屋久杉「母子杉」
母と子が並ぶようで立っています。推定樹齢2600年。
母子杉の裏側は苔むして、まるで違う屋久杉のよう。
河原に立ち寄り休憩。暑ければ川に足をつけることも可能です。
この時はホソバハグマ(屋久島固有種)の花が咲いていました。
こちらは大の字の形をした花を咲かせるダイモンジソウ。分かりやすくて好きな花です。
整備された道でも周りはコケに覆われてきれいな所です。
50分コースで見られる風景です。
今回は有名な撮影スポットだけでなく、自然の美しさをふと感じるような写真も多く載せてみました。
ヤクスギランドの森の美しさや豊かさを感じていただけたら幸いです。
ヤクスギランド、名前に騙されないで一度は来ていただきたいところです。
屋久島自然学校のヤクスギランドツアーはこちら。
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