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屋久島の昆虫

屋久島の昆虫を写真で紹介しています。

※専門家ではありませんので、種名など間違いがありましたらお知らせいただけますと幸いです。

●屋久島・生活の中で関わりのある虫のはなし

  1. ​アシダカグモ:歩き回るクモの中で日本でもっとも大きなクモ。大きさ20~30㎜。タランチュラが出たと大騒ぎする観光客もいますが、ゴキブリを捕まえてくれる益虫。家の中に普通にいますので民宿やホテルで見かけても驚かないように。

  2. 流し虫(シロアリ)の襲撃!?:屋久島では梅雨のことを「流し」と呼び、流しの季節、雨上がりの晴れた夜に大発生するシロアリの事を流し虫と呼んでいます。家の明かりをつけていると隙間から入り込み、飛翔乱舞し、その後には羽をおとし、畳の上を這いまわります。ホラー映画のような光景ですので、流し虫が飛びそうな日はホテルや民宿の窓を開けないようにしましょう!

  3. ​怖くないゴキブリ「サツマゴキブリ」:ゴキブリと言うと嫌なイメージがあると思いますが、森林性のゴキブリで庭の岩の下や家の色々なところの隙間などに隠れています。すごく動きが遅く、飛んでいる姿も見たことはなく、怖くないゴキブリです。

●屋久島・森の中の虫のはなし

  1. ​森の中のあしながおじさん「ザトウムシ」:森の中を長い脚であるく姿はクモのようでクモでない。知らない間に踏んでしまうことも多い。映画千と千尋の神隠しで出てくる釜じいのモデルとも言われている人気?のある虫。

  2. 共進化を学ぶ「ツバキシギゾウムシ」:口吻がとても長い(ゾウさんの花のように)。屋久島の森の中を歩いているとおおきなツバキの実を発見します。ツバキの実はこのツバキシギゾウムシに種を食べられないように皮を厚くして大きくなったといわれています。一方、ツバキシギゾウムシも口吻を長く伸ばし、共に進化したことを共進化と呼びます。

  3. 風物詩「ヤクシマオニホソゴバネカミキリ、ヤクシマホソコバネカミキリ」:梅雨明け近く、白谷雲水峡の入口近くの国立公園地域の境界線上に長い捕虫網を手にした虫屋がたくさん集まります。目当ての虫はハチに似たカミキリムシ。

​​アドバイス:屋久島の山の中ではそれほど虫は多くなく、虫よけスプレーもいらないぐらいですのでご安心ください。標高が高く、池が無いせいか蚊などもほとんどいません。

●屋久島に関する昆虫の本:
「屋久島の昆虫ガイド」財団法人屋久島環境文化財団 B6版/118ページ/179種 880円
観察や採取の方法について説明。屋久島に棲む昆虫の紹介の他、むし歳時記やコラムなどを掲載し、昆虫がより身近に感じていただけるガイドブックとなっています。こちらの屋久島環境文化財団ホームページより購入可能。

●ヤクシマ・ヤクの名のついた昆虫:
ヤクシマルリシジミ・ヤクシマミドリシジミ(チョウの仲間)、ヤクシマトゲオトンボ(トンボの仲間)、ヤクシマルリセンチコガネ・ヤクシマカンショ͡コガネ・ヤクシマエンマコガネ(コガネムシの仲間)、ヤクキボシカミキリ・ヤクシマオニホソコバネカミキリ・ヤクシマコブヤハズカミキリ・ヤクシマホソコバネカミキリ(カミキリムシの仲間)、ヤクシマオニクワガタ(クワガタムシの仲間)

●屋久島で見られる昆虫。

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